2018/09/07 15:25


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  大切にしまっておきたくなるような、特別な箱を作ろう。
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どんなに中身が素晴らしくても、
パッケージがかっこ悪ければ台無しになってしまう…


箱作にかかりました。


とある箱屋さんとお話をした時に、こんなことを言われました。
『つまるところ、私たちの仕事って体のいいゴミ作りなんですよ。』
笑って話すその姿を見て、笑い返すことはできませんでした。

そして決めました。

大切にしまっておきたくなるような、特別な箱を作ろう。


その後、巡り合ったのが鬼頭紙器製造所さんです。
これまでの経緯をお伝えし、何度も打ち合わせをしました。
「特別な箱」にふさわしいよう、表面には特注の美濃和紙を選びました。
そしてその素材が活きるよう装飾はシンプルに。


ようやく仕上がった箱を手にした時
『かっこいい!!』
素直にそう思いました。

しかしそのフタを開けようとすると…開かない。
考えていた箱とは違った開けにくさ。
片手では開かないどころか
両手でもスムーズには開けられないのです。

『…開けにくい…ですね』
恐る恐るそう言うと

中にはよく切れる包丁が入るんでしょ?
 だから持ち運んだ時に勝手に開いちゃったりして
 怪我しないようにピッタリにしといたよ。

と笑顔で答えてくれました。

中に入るものと、この箱を持つであろう人たちのことを考えて作ってくれたんだ。
この人たちに頼んでよかった!


宝物が入っているようなデザイン
その箱を開ける時のワクワク感


ゴミになる運命だったはずの箱が僕たちの特別な箱になりました。



今でも、研ぎ直しにいらっしゃるお客様は
大切そうにその箱に包丁を入れて持ってきてくださいます。



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