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2018/09/07 11:57



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     日本の包丁の原型を探そう。
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   スパッ、トン、サクリ。


食材を切った感触を手に伝えるのは「ハンドル」です。

現在、高級包丁とされる包丁の柄の素材には
「黒檀」や「紫檀」などが使われることが多く
僕たちも最初はそれらを用意していました。

しかし、どうもしっくり来ない…

高級なものはプロ用というイメージがありますが
僕たちが造ろうとしている包丁のコンセプトは
『包丁の技術で食卓を豊かに』
です。

世界中の食卓で包丁を使っているのは女性、特にお母さんです。


お母さんの料理の時間を少しでも軽やかに。
包丁を手に取るのが楽しくなるようなハンドルにしよう。


そう考えて探し続けた結果、
「桜」と「ケヤキ」にたどり着きました。
やわらかい感触とやさしい色、木目…
「これしかない。」
そう思いました。そして
「桜とケヤキの素材を十分に生かせる形はどんな形だろうか…」
八角柱は一般的な家庭用包丁に使われていて面白味がない。

そこで、僕たちはヒントを求めて包丁のルーツを探してみることにしました。


日本人は何を食べ、どのような調理をしてきたのか。
その時代に使われていた包丁は、
日本人の食生活に合うよう設計されていたのではないだろうか。
その形が日本人の食生活の原点なら、現代にも合うはずだ。


包丁は研いで小さくなるまで使われるのが当たり前だったために
現代まで残っているものはほとんどなく、
昔の包丁を探すのは困難だと言われています。
しかし、貴重な資料は正倉院の宝物庫の中にありました。
奈良時代の包丁が残っていたのです。

数少ない資料から日本最古の包丁の柄の形を再現してみました。
最初は意味が分からなかった形でしたが
実際に持ってみると手の形に合うよう、握りやすように設計されていました。
それを現代風にアレンジしたものが、ASANOKAJIYAclassic のハンドルです。