2018/08/05 10:45

こんにちは。


今日は、日本の夏には欠かせない賑やかな奴らの話。


そう


セミです。



この季節は至る所で大合唱。
風流だと感じる人、不快だと感じる人、人それぞれかもしれませんが、実はこのセミさん、かなりすげー虫なのです。


そのすごさを

①鳴き声がスゴイ
②生態がスゴイ

の豪華2本立てでお送りします。



今回は鳴き声編。



セミは最も大きい音で鳴く昆虫の1つです。
日本のセミでだいたい70db。ひと昔前の掃除機ぐらいの音です。
体長数センチの生き物から発せられる音と考えるとかなり大きいですね。


しかし、世界にはとんでもねえセミがいます。


アフリカに生息する「ブレヴィサナ・ブレヴィス」というセミはケタが違います。
その鳴き声はなんと最大120db!!
(ちなみに10db上がるごとに音の大きさは10倍になるそうです。つまり普通のセミの100000倍!!?マジか!!?)

これは飛行機のエンジン音やロックバンドの演奏レベルです!やべえですね。
こいつが集団で鳴き出した日にゃ、フジロックも真っ青の爆音フェス状態です。



話を日本のセミに戻しましょう。


鳴いているのは全てオスです。
もちろんメスの気を引くためですね。
セミ界では最もでっかく鳴けるやつが最もイケメンなのです。

皆さんご存知の通りセミの体内には大きな空洞があります。(ん?知ってますよね?昔少年だったあなたなら)
発音器官で発した音をその空洞で増幅させ、あのような巨大なサウンドにしてしまうわけです。
(ちなみに発音器官の振動は毎秒20000回!すげー)


さて、日本人である我々なら1度はセミの鳴き声に耳を傾けたことがあるはず。

よくよく聴いてみると色んな発見があります。

鳴き声の中にもイントロやサビがあったり、他のセミの鳴き声に合いの手を入れたり(妨害か?)。
強弱やテンポを自由自在に操り、ソロも合唱もお手のもの。
数ある鳴く昆虫のなかでも、最も華やかでダイナミックな昆虫だと言えるでしょう。



ところで皆さん不思議に思ったことはありませんか?

同じ種類のセミならどいつもこいつもみなピッタリ同じ音程で鳴いてます。
明らかに他とズレた音程で鳴いているやつ、いないですよね。

もちろんこれはセミに限らず、他の生き物でも言えることです。


ただ一種の生物を除いて…


そう、私たち人間です。


人間だとこうはいきませんよね?いわゆる「音痴」と呼ばれる人がいるからです。


ほとんどの生物界では、他のやつと同じ鳴き声を出せないと意思伝達ができません。
それは種の中での「死」を意味してしまいます。
なので、生物界では正確に鳴けることは生きるための最優先事項の1つなのです。


対して我々人間は当然鳴かずとも生きていけます。
その結果、正確な音を出す必要性が無くなり「音痴」が生まれたということです。


もしあなたが自分のことを音痴だと思い、尚且つコンプレックスになっているのなら

今日からこう考えましょう。


「自分は誰よりも人間らしいのだ」


と。



ってなわけで話は少し脱線してしまいましたが、今回はセミの鳴き声についてお話しました。

暑い日が続きますが、この夏も昆虫界最強の歌声を堪能しましょう。


しかし、まだ終わりません。

次回はセミのすげーところ「生態編」です。

お楽しみに。
Blacksmith K

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