2018/07/28 19:08
「鉄と砂糖は世界を救う」
はい、マサキです。
皆さま週末はいかがお過ごしだろうか
台風が接近しているなので是非とも川などの水辺では注意していただき、怪我などしないように気をつけてほしい。
さて7月ももう終わりに近づき夏真っ盛り!学生諸君は夏休みシーズンだろう。
そんな季節に食べたくなるものがあるのではなかろうか?
そう、
シュークリーム!!!
ザクザクの軽い生地にふわっとしながらもしっとりと滑らかなクリームのコントラスト …
諸君、納得している場合ではない
ツッコミどころである
と茶番はさておき今日は私の大好きなシュークリームのお話である。
どれくらい好きかというと1週間シュークリームだけでも構わない。
ところで私も最近知ったのだがアメリカでシュークリームと言っても伝わらないらしい。
I love "シュークリーム"‼︎
なんて言ったら"靴磨きクリーム"が大好きというちょっと変わった奴だと思われるのだろう。
たしかによく考えるとフランス語(シュー)と英語(クリーム)の混ざった変な単語である
英語ではクリームパフ
フランス語ではシューアラクレームだ。
ちなみにこのフランス語直訳すると
"クリーム入りのキャベツ"
なんとも洒落たネーミングではないか。
どうやらシュークリームのフォルムがキャベツの形に見えたんだとか…
けしてキャベツが練りこんであるわけではない。
ただ私は以前興味本位でキャベツ味のそれを使ったことがある。
結果はご想像にお任せするが、一言いうと普通の方が美味しい。
良い子は真似しないでいただきたい。
さてシュークリームと一口に言ってもさまざまである。
生地の食感、クリームの種類、ダブルクリームになっているものなど挙げればきりはないが皆さんなどんなシュークリームがお好きだろうか。
興味ないかもわからないが、一応私の好みを書いておく。
生地はザクザク系、クッキー生地でなくてもいいが、焼く際に粗めのグラニュー糖なんかがかけてあっても良い。
クリームはディプロマット(カスタードとホイップクリームが混ざっているもの)を目一杯詰めてほしい。
そして大事なのは生地とクリームのバランスである。
これは言葉で言い表すのは難しいが、生地が厚すぎても良くない。かと言って薄皮饅頭の如く薄ければいいというものでもない絶妙なバランスがあるのだ。
とすっかり私事になってしまったが
実はここまではお店で購入した時点でもうどんなものかは決まっている。
しかしここから皆様にも是非考えてもらいたいことがある。
それは"食べるタイミング"
クリームを詰めてから食べるまでの時間のことだ。
(コンビニスイーツを含めすでにクリームを詰めた状態で販売しているところも少なくないが、パティスリーによっては注文が入ってからクリームを詰めてくれるところもあるのでその際は是非考えてみてほしい)
皆さん
"そんなちょっとやそっと食べるタイミングがズレたくらいじゃ何も変わらんよ"
そう思っていないだろうか。しかし残念ながらタイミング一つで大きく変わってしまうのだ。
そう聞くとじゃあ詰めたて(出来立て)が一番いいのだろうと考える方もいらっしゃるだろうがそうとも言えない。
もちろん生地やクリームの質などによって違うので詰めてから一概に何分とは言えないが、どうだろう10分〜15分ほど冷蔵庫で寝かせてみようではないか。
するとそれまで生地の中にただクリームが詰まってるだけのもの(もちろんそれでも十分美味しい)だったシュークリームが、生地とクリームが程よく馴染み、一体感が出て来たではないか。
また焼きたての荒々しい生地も角が取れつつもサクッと香ばしい味わいに…
これが私が思うベストタイミングだ。
ところがさらに1時間、更には次の日まで置いてしまったらいかがだろうか
ザクザクだった生地もクリームの水分をしっかりと吸いしなしな…逆にクリームは水分を吸われ空気も抜けてモッタリと重い感じになってしまう。
こうなると好き嫌いは置いておいて既に別物である。
"細部にこそ神は宿る"
とある有名なパティシエの言葉だ。
これはどのケーキにも言えることだが、特にシュークリームはシンプルな構成が故に一つ一つの細かい積み重ねで如何様にも変化する。
レシピはもちろん、生地の焼き方、クリームの温度や混ぜ方…etc、そして食べるタイミング。
どんなに美味しく作っても最後、食べるタイミング次第で良くも悪くもなる。
言わば「そのシュークリームを完成させるのは食べる人、つまりはあなただ!」と言っても過言ではないのではなかろうか。
とまぁ色々言ったがシュークリームを美味しか食べようということである。
そしてシュークリームたべて夏を取り切ろうではないか
話したいことはまだまだ山ほどあるのだが今日はこの辺で勘弁しておこう。
続きはまたの機会に
ではでは良い週末を
マサキ